2010年07月20日

野鳥保護

一昨日の日曜日の夕方のレッスンに来て下さった生徒さんがレッスンが終わってスタジオを出て5分もしないうちにスタジオに戻ってきて、「ちょっと見てもらいたいモノがあるのですが。。。」と言われて一緒に行ってみると、スタジオからちょっと歩いた楠並木通りの楠木の下に鳥の雛が置かれてました。(石畳に落ちた雛を通り掛りの人が木の下に移動させたそうです。)

近づいてよく見てみると片足から血が出てました。

上を見上げると楠木の上の方に巣があり、そこから楠並木通りの石畳に落ちたことが分かりました。

どこに連絡したらいいか分からず、一先ず警察に電話してみると県庁に電話して下さいと言われ、掛けてみたのですが、日曜日だったので繋がらず、一先ずその雛を連れて帰りました。

野鳥保護

(”コイサギ”という鳥の雛で”ホシゴイ”と呼ぶそうです)

その晩に動物保護に詳しい友達にその雛をどうしたら良いか聞きたら、「フェニックス動物園に持ってたら引き取ってくれるはずだよ」と言われ、翌朝、休日だからてっきり動物園は開いてるだろうと、はりきってアポなしで動物園に行ったら。。。。

野鳥保護



↑ここもやはり口蹄疫の関係でクローズされてたのでした。

しかし、職員さんがいて、その雛を見せると、「今は口蹄疫でうちでは引き取れないのですが、こちらへ電話して下さい」と県庁と動物病院のの電話番号を教えて下さり、まず、県庁に電話してみたのですが、祝日で電話が繋がらず、続いて動物病院に電話すると繫がり、事情を話すと「持ってきてください」との言われ、持っていくことに。

そして動物園で教えてもらった動物病院にその雛を持っていったら、「”コイサギ”の雛ですね」と言われ、あまり期待しないで欲しいという印象で「片足が折れてるので暫く様子を見て、もし治らない時は、安楽死させます」と言われました。

もし仮に足が治っても、もう野生には戻せないそうで、足が折れたまま生かしてても可哀想だし、仮に飼育するとしても魚をエサに食べるの魚を与えないといけないそうで、また糞の臭いが魚臭いとのことでした。

一瞬、私が飼いますと言い掛けたのですが、野鳥を個人的には飼えず、また無責任に飼うことも出来ず、致し方ない。。。と自分を納得させながらも人間が勝手に動物の命をコントロールしてもいいのだろうか?と疑問が頭に浮かびながら、自分ではどうすることも出来ずその場を離れました。

その後、車を運転しながら、もし巣から落ちたその雛をそのままにしておいたら、自然の摂理に従って、もしかしたらネコがその雛を食べたり殺して、後は虫やバクテリアの働きでその鳥を土に変えてたかもしれないけれど、人間がその流れに立ち入ることで良くも悪くも違った流れになるのだなと改めて考えさせられました。

今回の雛も、もし落ちた地面が石畳でなく木の葉が覆いかぶさったふわふわの土の上だったとしたら、きっと足は折れてなかったのではないかと思います。

今日、もう一度、その動物病院にその鳥がどうなったか電話して聞いてみたら、「今朝死んでました」と言われ、安楽死させられなかっただけでも良かったのかなと思いました。

今回の口蹄疫の件も含め、人間が動物の命をコントロールしてる現状を神様、仏様はどう見てるのだろう。。。と思った一件でしたヒ・ミ・ツ



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Posted by マロン☆ at 18:31│Comments(4)日々徒然
この記事へのコメント
その話を聞いたときは、マロンchanに助けられた子だから、命を繫いでくれるんじゃないかと期待したけど、そんなに甘くはないよね・・・
コイサギchan、ヒナのうちに魂にかえってしまったけど、
もし、自然の摂理に任せて落ちたままの状態で過ごしていたら、その子はお母sanの所にも帰れなくて寂しかっただろうし、痛くて痛くて辛くて悲しかったと思う。だけど、助けてあげたいとゆう気持ちの人間との出会いがあったことで、優しい気持ちに包まれたその子は、その寂しさと辛さと悲しさが少しでも和らいで、魂に還れたんじゃないかと思う。
コイサギchanが命を繫いでいけないとゆう結果は変わらないなら、その最後までの過程をマロンchanはその子にとっていい方向に導いてあげるために出会ったんじゃないかな・・・とゆう私の思いもエゴなのかも・・・
Posted by ふぅ太 at 2010年07月21日 00:06
コサギちゃん、残念でしたね。
でも 全ての事は偶然ではなく 必然だと考えると マロンさんがコサギちゃんに出会ったのもちゃんとした意味があるんでしょうね。
きっと、この事を読んだ人はそれぞれ 人間と自然に生きる生き物の関わり方に対して想いをめぐらせたかと思います。

人間は行動もですが まず魂にとっては動機が大切。自然の摂理をわかってて手を加えるのと わかってないで手を加えるのとでは全く意味が違ってくるようです。
コサギちゃんは残念でしたが 私はマロンさんの小さな命に対してもどうにかしたいという優しさと誠実さに感動しました。
動物は自然な生き物ではありますが、神様は人間と共存させる事で人間の愛から動物の魂を進化させようとも考えておられるようです。ですから、家畜やペットも人間から可愛がられれば可愛がられる程 魂が進化していきます。

コサギちゃんもマロンさんの愛を感じて旅立ったと思いますよ。
Posted by ミネタロウ at 2010年07月21日 07:04
>ふぅ太
コメントありがとう☆
そうだね。そういう風にも思えるね。
人間が自然の摂理の流れに立ち入ることで、助かる命もあるし、仮に今回みたいに助からなくても、その助けたいという思いでその動物も成仏出来るのかなぁ。。と考えるのもふぅ太ちゃんが書いてるようにエゴなのかね。。。
この雛さんが天国で羽を伸ばして幸せに暮らしてることを祈ってます☆
Posted by マロン☆マロン☆ at 2010年07月21日 19:15
>ミネタロウさん
コメントありがとう☆
”動物は自然な生き物ではありますが、神様は人間と共存させる事で人間の愛から動物の魂を進化させようとも考えておられるようです。ですから、家畜やペットも人間から可愛がられれば可愛がられる程 魂が進化していきます。”
↑そうなんですね。。。何の為にこの地球上に動物と人間が一緒に存在してるのか、なんだかヒントももらった気がしました。
私もコサギちゃんが天国でのびのび羽ばたいてることを祈ってます☆
Posted by マロン☆マロン☆ at 2010年07月21日 19:19
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    コメント(4)