
2010年12月05日
『牛の鈴音』


韓国で牛老いた牛を飼いながら農家を営んでる老夫婦、特に牛とおじいちゃんのドキュメンタリーです。
隣の畑が農薬を使っていても、牛に食べさせるのに農薬がかかったものを与えたくないからと、作物より牛を心配して頑なに農薬を使わないおじいちゃん。
隣の畑が機械を使って稲刈りしてても、機械で刈り取ると無駄になるお米が出るから手で刈ったほうがいいんだと言うおじいちゃん。
一方、おばあちゃんは、牛より作物の出来の方が心配だから農薬を使おうとおじいちゃんに再三言うものの、聞く耳を持たないおじいちゃん。
また足の悪いおじいちゃんを心配して機械を使って田植え、稲刈りしようとおじちゃんに言うものの、是にも聞く耳持たずのおじいちゃん。
そして年老いた牛をみんなから売れと言われても、手放したくなかったおじいちゃん。
その年老いた牛と運命を共にする「業」なのだと、年老いた牛を最後まで見届けるおじちゃん。
能率や効率を上げて目の前の結果を満たすことより、目に見えない何かを大切にしようとするおじいちゃんが印象的でした。
もしDVD屋さんで見つけたら見てみて下さい


(牛の鈴音)