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2011年08月22日

『地球交響曲(ガイアシンフォニー)』

先日、土曜日に『地球交響曲(ガイアシンフォニー)』の第1番と3番を観てきました。

『ガイア』とは、ギリシャ語で「大地の女神」を意味します。

映画『地球交響曲(ガイアシンフォニー)』とは、イギリスの生物物理学者ジェームズ・ラブロック博士の唱えるガイア理論、「地球はそれ自体がひとつの生命体である」という考え方に基づき、瀧村仁監督によって制作されたオムニバスのドキュメンタリー映画シリーズです。

地球はそれ自体が大きな生命体である。
全ての生命、空気、水、土などが
有機的につながって生きている。
これをGAIA(ガイア)と呼ぶ。

  ジェームス・E・ラブロック

映画の中では、現代の常識を超えた事を成し遂げた人たち、あるいは体験した人達が出演してるのですが、何人かの人達が申し合わせたかのように、同じ様な認識を持ってたのが印象的でした。

私が感じた何人かの出演者達に共通する認識とは、「この世には目に見えない別の次元が同時に存在する」ということと、「もし、外側の世界の調和を求めるなら、一人一人の心の内側から見つ直す必要がある。何故なら心で思った事が現実として現れるから」ということでした。



以下は、第一&三の出演者の紹介文です。

第一番 出演者

野澤重雄
SHIGEO NOZAWA 植物学者 日本
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「トマトは心を持っている。私は、そのトマトの心にたずね、トマトに教わりながら、成長の手助けをしただけなんです。」
たった一粒のごく普通のトマトの種から、バイオテクノロジ ーも特殊肥料も一切使わず、一万三千個も実のなるトマトの巨木を作ってしまった野澤重雄さんはそう語る。
この映画では、トマトの種植えから一万三千個も実のなら 巨木に成長するまでの過程を克明に記録しながら、野沢 重雄さんのトマト生命哲学を聞く。
科学の実証主義的方法を踏まえながら、科学の常識では理解できない奇跡を現実に見せてくれる野沢さんとトマト。

ラインホルト・メスナー
REINHOLD MESSNERA 登山家 イタリア
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頂上への最後のアタックを開始するときの到来を、メスナーはいつもその「少女」との対話の中で統る。
濃い霧の中で方角を見失ったときも、クレパスからの脱出ルートを探すときも、その「少女」はいつもメスナーの側に現われる。酸素ボンベも無線機も持たず、たった一人で登るメスナーにとって、その幻の少女だけが、唯一の、真のパートナーだ。
ラインホルト・メスナーは世界で唯一人、単独で世界の8,000メートル級の山全てを登り尽くしたアルピニストの王者。そのメスナーが、臨死体験や人間の生命力の限界について語る。

ダフニー・シェルドリック
DAPHNE SHELDRICK
動物保護活動家 ケニア
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体高3メートルを越える巨大な野生のアフリカ象と一人の人間の女性との間に「言葉」を超えた深い愛情と信頼の関係が今も続いている。
ダフニーはアフリカのケニアで、象牙密猟者のために親を殺された象の赤ちゃんを育て、 野生に還す活動を過去30年以上続けている。
エレナは、30年前、ダフニーに初めて育てられ、野生に還って行ったメスの象。
ダフニーが3歳まで育てた孤児達を預かり、野生で生きる知恵を教えながら一人前に成長 するまで養母の役割を果たす。このダフニーとエレナの連係プレーによって、今まで10数頭の孤児達が無事に野生に還って行った。
象は人間にも価する高度な知性を持っている。しかし、その知性は人間のように自然を支配 しようとする知性ではなく、自然と調和し、自然を受容しようとする知性である。ダフニーとエレナの感動的な再会のシーンを中心に象の社会から人間社会へのメッセージをダフニーが伝える。

エンヤ
ENYA ミュージシャン アイルランド
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神話と妖精とケルト遺跡の島、アイルランド。
そのアイルランドから聞こえてくるエンヤの歌声は、我々の魂の奥底に眠っていた遠い記憶を呼び覚してくれる。
古代ケルト民族の血を色濃くひくエンヤ。
その神秘的な歌声には、自然の全ての現象に神が宿ると信じた古代ケルト民族の宇宙観が宿っている。 エンヤの歌声は、我々を異界の海へと誘う幻の小舟。
水先案内人はケルト美術研究家の鶴岡真弓。
エンヤの生まれ故郷アイルランド北端の小さな村グイドーを出発点にして、アイルランドの自然とケルト遺跡を訪れる幻想の旅。

鶴岡真弓
MAYUMI TSURUOKA
美術史学者(ケルト美術研究家) 日本
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ラッセル・シュワイカート
RUSSELL SCHWEICKART
元宇宙飛行士 アメリカ
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アポロ9号の乗組員だったシュワイカートは、月着陸船のテストを兼ねて宇宙遊泳中に、ある不思議な体験をした。
その体験は彼の人生観を大きく変えてしまった。
「それは、頭で考えたのではなく、感じた、というのでもなく、私のからだの全ての細胞の中に、それこそ一気に奔流のように流れ込んできたのです。」
宇宙遊泳中の彼を撮影するカメラが突然故障し、修理する間、全くすることがなくなり、 宇宙の完全な静寂の中に一人取り残された時のことだった。「ここにいるのは私であって私でなく、眼下に拡がる地球の全ての生命、そして地球そ のものをも含めた我々なんだ。」
人類はナゼ宇宙に向かおうとするのか 人類の宇宙進出と地球の未来をどのように両立させることができるのか アメリカの超エリートだった宇宙飛行士が科学技術の最先端で理解した生命観を語る。

第三番 出演者

星野道夫
MICHIO HOSHINO 写真家 日本
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1952年生まれ。
1996年8月8日ロシアのカムチャツカで熊に襲われて死亡。
アラスカに移り住んでの20年、マイナス40度の氷河地帯に一人で数ヶ月もキャンプを張り、天空の音楽、オーロラの写真を撮り、何万年もの間この極北の地で続けられている、鯨、熊、カリブーなど動物達の営みを撮り続けてきた。彼の眼差しの中には、個体の死を越え、種の違いを越えて連綿と続く、大いなる命、悠久の命への畏怖と愛があった。
ネイティブの古老達が語り伝える神話の中に秘められた、人間が宇宙的スケールで動いている大自然の営みと、調和して生きてゆくための様々な叡智を未来の世代にどう伝えてゆくべきかを探す旅を始めていた。

フリーマン・ダイソン
FREEMAN DYSON
宇宙物理学者 アメリカ
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1923年イギリス生まれ。
アメリカ・プリンストン在住。
弱冠24才の時、相対性理論と量子力学を統合する数式(ダイソン方程式)を発見。若くしてプリンストン高等学術研究所の物理学教授となった。
科学、芸術、宗教、哲学等、あらゆる分野に深い造詣を持ち、人という種の未来について、宇宙的な視野から語る事の出来る今世紀最大の叡知。
一人息子、ジョージは、アラスカ・アリュート族のカヌーを、20世紀に復元した世界的に有名な海洋カヤック・ビルダー。
16歳の時、父のもとを飛び出し大自然の中での生活を選んだ。 今回の撮影は、21年前、その親子が劇的な和解を果たした思い出の島、鬱蒼とした古代からの森に囲まれ、野生のオルカ達の集まってくるカナダ、ハンソン島で行われた。

ナイノア・トンプソン
NAINOA THOMPSON
海洋カヌー航海者 アメリカ
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1953年、ハワイ生まれ、ハワイ在住。
伝統に基づいて復元された、古代の遠洋航海カヌーを駆って、海図、羅針盤、磁石などの一切の近代器具を使わず、星を読み、波や風を感じることで正しくナビゲーションして、かつて祖先達が数千年前に渡ってきたタヒチからハワイまでの五千キロの海の旅を現代に蘇らせた。
この航海は、ハワイの先住民の人々に、かつてない勇気と誇りを与え自然の大いなる営みと調和しながら生きてきた祖先達の、高度な技術的、精神的文明のあり方を学びなおそうとする運動に結びついていった。
はるか彼方の「見えない島を、見る力」を養うことこそ 21世紀を生きる子供達にとって一番大事なことだと、ナイノアは信じている。

私が特に印象に残ったのは、ラインホルト・メスナーとダフニー・シェルドリック、野沢重雄、ナイノア・トンプソン、星野道夫でした。

第一&三番の出演者の写真と詳細プロフィール↓

第一番 出演者

第三番 出演者
『地球交響曲(ガイアシンフォニー)』


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Posted by マロン☆ at 17:14│Comments(0)芸術
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